困ったことに、お金はなくとも腹は減る

ホットケーキ以前、数ヶ月間だが事情により急に一人暮らしをしなければならないことがありました。

家賃や水光熱費の料金は一律で決まった額を前もって払う仕組みだったので、困ることはありませんでした。
しかし、食費だけは適宜やりくりするしかなく、調理器具は包丁、まな板、レンジ、ポットのみ。
使えるお金は月数千円。
それでは作れるものも限られる、出来合いのものは予算オーバーで手が出ない、されども腹は減る

そんな極貧食生活の中で活躍したのが、
・粉末状のコンソメ、
・ガーリック入り塩胡椒、
・カレー粉

この三つの調味料でした。

例えば、おつとめ品のジャガ芋を洗い皮をむき、水にさらしレンジで数分加熱、柔らかくなったらお好みで三つのどれかを振りかけて食べます。

温かいものが飲みたくなったら、湯にコンソメを溶かし、あとの二つを混ぜます。
カレー風味のコンソメスープになりました。
野菜の切れっぱしでもある時は、細かく切った野菜をレンジで加熱してからスープに入れれば、腹の足しになりました。

甘いものが食べたくなる時は、ホットケーキミックスがとても重宝。

カップにとき卵とホットケーキミックス、安い無脂肪乳を入れてレンジで加熱して、蒸しパンもどきを作る。余裕がある時は駄菓子屋で十円~三十円くらいのチョコを買い、その中に少し入れて食べていました。

これももう何年も前の話で、今は幸いな事にここまで食べるに困ってはいません。

でも今もたまにふと、お金が無くて困り果てて、創意工夫したあの頃をふと思い出し、「あの時も何だかんだで楽しかったな」と懐かしく思い出したりしています。

お金が無いものはどうしようも無いことが多いですね。
ならばもうやけくそで、出来うる限り楽しんでみることをおすすめしたいです。